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介護の現場で10年働いて感じたこと  もっと早くからできることがある

執筆者の写真: 伸之 岸本
伸之 岸本
8月20日
読了時間: 4分

「できるだけ長く、自分らしく暮らしたい。」

きっと誰もが、そんなふうに思っているのではないでしょうか。

好きな場所へ出かけたり、家族と食事をしたり、趣味を楽しんだり。

年齢を重ねても、自分でできることは自分でしながら、毎日を自分らしく過ごしたい。

私自身、介護福祉の仕事に10年間携わる中で、たくさんの方の暮らしに関わってきました。

その中で、何度も考えるようになったことがあります。

それは、

「もっと元気なうちから、自分のこれからについて考えることができたらいいのではないか」

ということでした。

介護が必要になってから気づくこと

介護の現場では、その人が今までどんな生活をしてきたのか、何を大切にしてきたのかを知ることがとても大切です。

「できるだけ自分でやりたい。」

「住み慣れた場所で暮らしたい。」

「これからも好きなことを続けたい。」

そんな想いを持っている方もたくさんいらっしゃいます。

そして、介護を受けるようになってから、

「もっと身体を動かしておけばよかった。」

「健康に気をつけておけばよかった。」

と振り返る方もいます。

もちろん、どれだけ気をつけていても、病気やケガ、加齢による変化を完全に避けることはできません。

だから、「健康に気をつけていれば大丈夫」という単純な話ではありません。

ただ、今の自分にできることを知っておく。

そして、元気なうちから少しずつ取り組んでおく。

それは、これからの暮らしを考えるうえで、大切なことだと思っています。

健康寿命という考え方

そこで大切にしたいのが、「健康寿命」という考え方です。

健康寿命とは、簡単に言えば、健康上の制限なく、自分らしく生活できる期間のこと。

ただ長く生きることだけを目指すのではなく、

「できるだけ長く、自分らしく生活する」ことを考えていく。

それが健康寿命を意識するということだと思っています。

では、そのために何をすればいいのでしょうか。

特別なことを始めなければいけないわけではありません。

毎日の食事を少し見直す。

無理のない範囲で身体を動かす。

睡眠を大切にする。

人と話す時間を持つ。

好きなことを楽しむ。

そして、自分の心や身体の変化に気づく。

そんな小さな積み重ねも、これからの自分を支える大切な習慣になります。

「まだ大丈夫」な今だからこそ

健康について考えるのは、何か問題が起きてからでも遅くはありません。

でも、本当は「まだ元気だからこそ」考えてほしいと思っています。

忙しい毎日の中では、自分の健康について考える時間は意外と少ないものです。

仕事や家族のことを優先して、自分のことは後回し。

「まだ大丈夫。」

「もう少し落ち着いてから。」

そう思っているうちに、時間は過ぎていきます。

だからこそ、今できる小さなことから。

いきなり生活を大きく変える必要はありません。

まずは、自分の身体や生活に目を向けてみる。

「最近、ちゃんと眠れているかな?」

「食事はどうかな?」

「少し身体を動かせているかな?」

そんなところからでも十分です。

健康は「特別なこと」ではなく、毎日の暮らしの中にある

私が介護の仕事を通して感じたのは、健康は特別なことではなく、毎日の暮らしの積み重ねの中にあるということです。

食事も、運動も、睡眠も。

家族との時間も、趣味の時間も。

そして、どんな働き方をするのかということも。

すべてが私たちの暮らしにつながっています。

だから私たちは、「病気にならないために何をするか」だけではなく、

「これからどんな人生を送りたいのか」

という視点から、健康について考えていきたいと思っています。

介護福祉の現場で10年間学んできたこと。

そして、管理栄養士として「食」から健康を考えてきた妻の知識。

二人の経験を活かしながら、健康寿命の延伸やQOLの向上につながる選択肢を、これからもお伝えしていきます。

「いつまでも自分らしく過ごしたい。」

そう思ったときが、これからの健康について考えるタイミングなのかもしれません。

まずは今日、自分の身体や暮らしに少しだけ目を向けてみませんか?

小さな一歩から、一緒に「これからの自分」を考えていきましょう。


 
 
 

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